進化するぬくもり。

うれしいお便りが生んだエピソード集

広域通信制高校「はがきによる地域紹介」キャンパス間交流

クラーク記念国際高等学校

八田 友和 先生

場所
兵庫県姫路市、芦屋市
取組単位
学年全体
学年
1・3年
人数
約100名
実施年月
2023年7~9月
授業実施教科
地理、総合的な学習の時間
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取組内容

本校は全国に50ヶ所以上のキャンパスを有する広域通信制高校です。全国規模に展開するスケールメリットを活かしたキャンパス間交流の実践として、自分たちの居住地や学校所在地周辺のお気に入りの場所や思い出を「はがき」にまとめ、他キャンパスに紹介する取り組みを行いました。
勤務校の姫路キャンパス周辺には姫路城や県立歴史博物館などが、また、今回の交流相手校の芦屋キャンパス周辺には会下山遺跡やヨドコウ迎賓館など、お互いに国を代表する遺跡や文化遺産などが立地しており、それらをお互いに「はがき」を使って紹介し合うことにしました。
まず、夏休み中に自分のお気に入りの場所を撮影。そして、グループに分かれて撮影した写真を紹介し合った後、(教師が)はがきの裏面に撮影した場所・物の写真を印刷。次の時間では、裏面の写真に関する文書(説明・思い出・一言など)を表面に記入して「はがき」が完成し、相手校に送付しました。
各校に届いたはがきは生徒の行き来が多い廊下に掲示すると、それを見た生徒からは「自分たちの作品も相手校に掲示されているんですね」「どの写真もきれい」「ここに行ってみたい・・・」などの感想が寄せられ、教職員を含めて地域を知り、新たな一面を発見する機会になりました。

姫路校での掲示

芦屋校での掲示

取組後の反響

事後の取組みとして、両校のコラボ企画として『100年後に残したい景色コンテスト』を開催。生徒が作成した「はがき」を大学教員や行政関係者などによって審査を行い、最優秀賞・優秀賞などを選考しました。そして年末の全校集会において表彰式を行いました。
生徒や教職員からは「来年もやってほしい」「次も楽しみにしています」といった感想が上がりました。他キャンパスと交流することによって、生徒の学習活動の幅を広げることができたと感じています。

姫路校キャンパス 入賞作品

芦屋校キャンパス 入賞作品